学校長より
令和7年度よろしくお願いいたします。校長より
埼玉県立特別支援学校塙保己一学園のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。
創立118年目を迎える伝統ある本校に着任でき、大変光栄に感じます。校長の島宗 徹と申します。
令和7年度は、幼稚部5名、小学部3名、中学部4名、高等部普通科7名、同専攻科11名の新入生を迎え、全校の幼児児童生徒は96名となりました。子どもたちは、新学期を迎え、新しいクラス、クラスメイト、先生との出会いを心待ちにしていたことと思います。この期待感こそ、初心というものです。この初心を忘れずに、力強く新年度をスタートしてほしいと思います。
さて、子どもたちは、これからの生活に希望や期待に胸を膨らませ、新たなチャレンジへの意気込みや目標達成への強い意志など、様々な思いを持っていることでしょう。その思いを表現する時に、子どもたちはきっと「頑張る」という言葉を使うのではないでしょうか。「頑張る」という言葉は、古くから困難に立ち向かい、努力を続けることを意味する言葉です。それは、「最後まで諦めずに、目標に向かって努力すること」、さらには、「困難に立ち向かう強い意志」、そして「夢を叶えたいという熱い想いを表す」、力強い言葉です。目標を持ち、自分自身で努力することは当然のことですが、周りの人々に支えられて初めて結果が得られます。子供たちのみならず、私たち大人も、周りの人に感謝の気持ちを忘れずに、共に成長していきたいと考えます。
時には、つらい時や、うまくいかない時もあるかもしれません。でも、そんな時こそ、周りの友達や私たち職員に相談したり、自分自身を励ましながら、一歩ずつ前に進んでいってほしい。そうすれば、きっと素晴らしい成果が得られるはずです。仲間や私たち職員とともに力を合わせ、笑顔いっぱいの学校生活を送ってほしい。そして、子どもたち自身が「頑張った!」と言える、または、感じ取る、充実した生活を送ってほしい。私たち職員は、子どもたちの「頑張る」を、精一杯サポートし、応援していきます。ご家庭の皆様と連携し、笑顔と感動があふれる「みんなの学校」にしていきたいと考えています。
校長 島宗 徹
みんなの力を合わせる「私たちの学校」塙保己一学園24
みんなの力を合わせる「私たちの学校」24
在校生・卒業生の活躍を祈る
校長 寺田智礼
令和6年度も、みんなの力を合わせる「私たちの学校」塙保己一学園(盲学校)はみなさんのがんばりがたくさん見られた素晴らしい1年間となりました。
校長は、令和6年度の第1学期始業式で、素敵な1年間にするために、3つお伝えしました。一つ目は、目標達成に向けて、一人一人が主体的に学習、授業を頑張りましょう。二つ目は、仲間とともに一緒に活動して、あきらめずに練習や努力をつづけましょう。三つめは、自分のことをしっかり考え、未来に向かって歩み続けましょうと、みなさんに話しました。児童生徒のみなさんは、この1年間、3つのことを考えて、しっかりと取り組んでこられたと思います。この一年間、仲間とともに、先生方とともに、頑張ってこられた児童生徒のみなさんは、大きく成長され、思い出もたくさんできたことと思います。
春には、幼稚部小学部中学部高等部の体育祭では、最終種目「みんなでダンス」で、児童生徒の皆さん、ご家族、先生方が一つになって、ジャンボリミッキーをおどり、校庭いっぱいに笑顔があふれました。秋の霜月祭では、日頃の学習の成果を展示したり、ステージ発表に取り組んだり、来校者674名をお迎えし大成功でした。自己ベストが多く記録されたマラソン大会、みなさんにとって、たくさんの思い出ができた修学旅行、宿泊行事、遠足、社会体験学習、現場実習、校外臨床もよかったと思います。
今年は、第92回全国盲学校弁論大会において、高等部普通科三年カーン・ファティマ・フランシスコさんが、本校初の全国優勝に輝きました。また、男子ゴールボール日本代表のキャプテン卒業生金子和也さん、決勝戦で金メダルを確定させるゴールを決めた卒業生佐野優人さんが、パリ2024パラリンピック大会において本校初の金メダリストになりました。在校生、卒業生の活躍は、この上ない喜びです。そして、何より、登校してくるみなさんが、仲間と、先生方と、明るく元気にあいさつを交わし、いつも素敵な笑顔で学校を明るくしてくれること、みなさんにパワーと元気をいただいていることに感謝いたします。ありがとうございます。
先日、私は点字ブロック発祥の地を訪れ、感極まる思いでした。点字ブロックが世の中にすそ野を広げていったように、在校生、卒業生の皆さんも、社会の一員として、活躍していただきたいと思います。
私は、塙保己一学園の校長として、みんなの力を合わせる私たちの学校ということを機会あるたびに、みなさんに伝えてきました。一人一人の力は小さいかもしれませんが、一人一人の得意なところも力を発揮するところも異なっていたとしても、それぞれの立場で、自分ができることを精一杯取り組んでいる仲間がいれば、とっても素晴らしい力となって、みんなが笑顔になれる、そのような学校ができると考えています。これからも、みんなの力を合わせる私たちの学校「塙保己一学園」を、盛り上げていってください。よろしくお願いします。
みんなの力を合わせる「私たちの学校」塙保己一学園㉓
第92回全国盲学校 弁論大会全国大会
高等部普通科3年生
カーン・ファティマ・フランシスコさん
本校初 全国優勝
おめでとうございます
文部科学大臣優勝旗
点字毎日杯
点字毎日盾
毎日新聞社社会事業団杯
日本点字図書館杯
住友グループ杯 受賞
校長 寺田 智礼
10月4日(金)に、第92回全国盲学校弁論大会全国大会がホテルレイクビュー水戸を会場に開催されました。7月5日(金)に、第92回全国盲学校弁論大会関東甲信越地区予選会関東甲信越地区大会において、本校高等部普通科3年カーン・ファティマ・フランシスコさんが演題「大切な場所」で優勝し、関東甲信越地区代表として全国大会に挑みました。
大会前日に行われたリハーサル終了後、「カーン・ファティマ・フランシスコさんのスピーチは、みなさんに勇気と幸せを運んでくれるスピーチだと思います」と校長が伝えると、即座にアンパンマンですねと返されました。「愛と勇気の心で仲間たちと共に立ち向かう」アンパンマンのイメージと一致したようです。明日の本番も、ゴールボール日本代表の先輩たちが語られた「金メダル一択を目指します」と同じように、「高み(優勝)を目指して、アンパンマンスピーチで頑張ってください」と、校長は激励の言葉を贈りました。
関東甲信越地区代表として、自分を信じ、応援している塙保己一学園の仲間がついていることを思い、これまでの練習の成果を思う存分発揮され、見事、92回の歴史ある全国大会の中で、本校に初の全国優勝を手繰り寄せた生徒のこれまでの努力の積み重ねに改めて敬意を表します。優勝おめでとうございます。
本大会において、全国優勝しました生徒は、文部科学大臣優勝旗、点字毎日杯、点字毎日盾、毎日新聞社社会事業団杯、日本点字図書館杯、住友グループ杯が授与されております。
これからも、幼児児童生徒の活躍を願い、みんなの力を合わせる「私たちの学校」を目指して、伝統ある特別支援学校塙保己一学園(盲学校)を前に進めて参ります。どうぞよろしくお願いいたします。
みんなの力を合わせる「私たちの学校」 塙保己一学園㉒
第92回全国盲学校弁論大会茨城大会
出場決まる
高等部普通科3年生
関東甲信越地区盲学校弁論大会 優勝
校長 寺田 智礼
校内弁論大会において優勝した高等部普通科3年生が、塙保己一学園の代表として、7月5日金曜日、第92回全国盲学校弁論大会関東甲信越地区予選会に出場しました。これまでの練習の成果を思う存分発揮し、見事優勝し、全国大会出場を決めました。おめでとうございます。
7月3日水曜日には、本校において、関東甲信越地区予選会壮行会が行われました。学校代表の生徒に向けた「がんばって」という本校児童生徒の一人一人の思いが一つになって、塙保己一学園、盲学校のみんなの力を合わせる応援となりました。 大会は緊張するのが当たり前、弁論大会は全国大会の出場者を決定する勝負の世界です。厳しい審査による判定が下される世界です。一番大切なことは、出場生徒が自分を信じること、応援している塙保己一学園の仲間がついていることを思い、自分の力を出し切ることだと思いますと、校長は激励の言葉を贈りました。 みんなの力を合わせる「私たちの学校」、塙保己一学園、盲学校の代表である高等部普通科3年生は、みんなの応援を胸に秘め、自分の力を出し切り、見事優勝し、関東甲信越地区代表になりました。 さらなる高みを目指して、10月4日金曜日に開催されます第92回全国盲学校弁論大会茨城大会での活躍を期待しております。 これからも、幼児児童生徒の活躍を願い、みんなの力を合わせる「私たちの学校」を目指して、伝統ある特別支援学校塙保己一学園(盲学校)を前に進めて参ります。どうぞよろしくお願いいたします。
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みんなの力を合わせる「私たちの学校」 塙保己一学園㉑
パリ2024パラリンピック
ゴールボールオリオンジャパン
男子 優勝 金メダル
女子 6位 入賞
おめでとうございます
金子和也先輩!佐野優人先輩!
萩原紀佳先輩!新井みなみ先輩!
先輩は、すごいです!!
先輩は、塙保己一学園(盲学校)の誇りです!!
パリ2024パラリンピックオリオンジャパンで大活躍された4人の先輩のみなさん、後輩たちに、感動をありがとうございます。後輩たちは、先輩から語られた目標、力強く語られた決意を直接伺いました。目標を達成するために直向きに努力を積み重ね、パリ2024パラリンピック大会において目標を達成し、夢を実現した先輩方の姿に感動いたしております。先輩のますますのご活躍を祈念いたしますとともに、先輩にあこがれ、夢の実現に向かって直向きに打ち込む後輩たちの今後の活躍も楽しみにしている校長であります。
これからも、みんなの力を合わせる「私たちの学校」塙保己一学園(盲学校)は、夢に向かってがんばる卒業生である先輩、そして、夢に向かってがんばる在校生である後輩たちを、全力で応援してまいります。
みんなの力を合わせる「私たちの学校」 塙保己一学園 ⑳
パリ2024
パラリンピック
先輩!
目指せ金メダル!!
塙保己一学園
みんなで
応援しています!!!
校長 寺田 智礼
パリ2024パラリンピック開催まであと72日となった6月17日(月)に、埼玉県立特別支援学校塙保己一学園出身、ゴールボール日本代表の先輩をお迎えして、壮行会を開催しました。4名の先輩方は、パリ2024パラリンピック大会前の最終調整中の貴重な時間を過ごされている中でしたが、先輩に直接エールを送りたい、気持ちをこめた横断幕を披露したい、先輩への思いをつづった品を贈りたいという、みなさんの思いを伝えるすばらしい機会となりました。
本校、卒業生、ゴールボール日本代表オリオンJAPANとなられた先輩を紹介します。①高等部普通科平成29年度卒43期生そして高等部専攻科令和2年度卒45期生「瞬発力で攻守に躍動する若手サウスポー金子和也さん」です。②高等部普通科平成30年度卒44期生「ひたむきなプレーで貢献するムードメーカー佐野優人さん」です。③高等部普通科平成30年度卒44期生「女子日本代表の未来を背負う若手成長株萩原紀佳さん」です。④高等部普通科令和2年度卒46期生「パラリンピック初出場活躍の期待される新井みなみさん」です。
金子和也先輩、佐野優人先輩、銅メダリスト萩原紀佳先輩は2020東京パラリンピックに引き続き連続してのパラリンピック出場となります。校長は、入学式の式辞の中で、萩原紀佳先輩の言葉「パラリンピック東京大会に、最初は選ばれず落胆したが、落選後も練習を続けていたらメンバーに入れた。苦しい時ほどあきらめないことが大事だ」を、本校のみなさんに贈り続けています。4人の先輩方の競技にかける思い、怪我に負けず、努力に努力を積み重ねてこられた先輩の強い思いを知るとともに、本校の誇りであるみなさんの先輩に、エールを送り、この会場に集ったみなさん一人一人の夢がかなうための決意、そして勇気をたたえ合う機会となることを校長は期待しております。
パリ2024パラリンピックゴールボール日本代表オリオンJAPANの試合は、男子予選が8月29日 対中国、30日 対ウクライナ、9月1日 対エジプトです。女子予選が8月29日 対韓国、30日 対カナダ、9月1日 対フランスです。9月5日には決勝が行われます。塙保己一学園(盲学校)卒業生4名のみなさんの活躍、そして、念願の金メダルを勝ち取っていただけますよう、みんなの力を合わせる「私たちの学校」塙保己一学園(盲学校)は、先輩方を全力で応援してまいります。
みんなの力を合わせる「私たちの学校」 塙保己一学園 ⑲
寄宿舎 夏まつり
「わっしょい!ファイヤー楽しいあつく
キラキラ笑顔思い出のなつまつり」
校長 寺田 智礼
7月13日土曜日、塙保己一学園、盲学校の寄宿舎に、夏が訪れました。児童生徒の皆さんが、楽しみにまっていた、夏祭りの日を迎えました。開会式が行われるスペシャルステージに、いつも掲げられている今年のテーマですが、今年は布で覆われて見えない状況でした。
今年は実行委員がいつもと異なるテーマ発表の演出を考え、実行委員と会場の皆さんが力を合わせてロープを引っ張り、覆いかぶさっていた布がとられ、テーマ「わっしょい!ファイヤー楽しいあつくキラキラ笑顔思い出のなつまつり」が登場しました。
テーマのとおり、みなさんの力を合わせて、お祭り気分を作り上げ、あつく盛り上げて、皆さん一人一人が活躍し、キラキラ笑顔いっぱい、思い出いっぱいの「寄宿舎夏まつり」にしていただきたいと、校長は思いました。
本日の夏まつりの開催にあたりまして、地域の水久保自治会楽寿会の皆様には、会場の飾りなど、ご協力をいただいております。地域の皆様の本校への変わらぬご支援に対しまして、心より感謝申し上げます。ありがとうございます。また、PTA役員・保護者の皆様、本校のOB・OG、外部団体の皆様にもご協力をいただいておりますことに、心より感謝申し上げます。
寄宿舎サークル活動の発表、ゲームコーナー、カラオケ、専攻科生による施術「リラックマ」、PTA、福祉事業所による頒布と、いろいろな催しのすべてが大盛況でした。
生徒A これまで夏祭りを経験した人、してない人も、最高の盛り上がり。私たちの盛り上げ、みなさんの盛り上げで、最高だった。一生の思い出にしてください。ギネス世界記録は失敗だったけど、夏祭りは大成功。
生徒B テーマ発表の仕方、バンドも2組出場した。新しいことができた。一言でいうと、最高でした。
生徒C ダンス、太鼓、サークル活動が盛り上がっていた。テーマである「わっしょい!ファイヤー楽しいあつくキラキラ笑顔思い出のなつまつり」にすることができてよかった。
生徒D いろいろな思い出ができた。
生徒E 去年とちがった楽しみ方ができた。
みんなの力を合わせる「私たちの学校」塙保己一学園(盲学校)のとおり、力を合わせたテーマ発表、サークル活動の発表、催し物は、塙保己一学園、盲学校につどった皆さん一人一人に、最高の思い出となったことと思います。
応援していただいている皆様に感謝いたしますとともに、伝統ある特別支援学校塙保己一学園(盲学校)を、これからも前に進めて参りますので、どうぞよろしくお願いいたします。
みんなの力を合わせる「私たちの学校」 塙保己一学園 ⑱
幼稚部・小学部・ 中学部・高等部普通科 大接戦の「合同体育祭」 優 勝 紅 組 60点 準優勝 白 組 55点 テーマ 「君の夢は僕の夢」 |
校長 寺田 智礼
5月25日土曜日、幼稚部、小学部、中学部、高等部普通科が一堂に会して、テーマ「君の夢は僕の夢」のもと、合同体育祭を開催しました。
幼児児童生徒の皆さん一人一人が、デッドヒートの音響走、徒競走、円周走のパフォーマンスで歓声の渦となりました。幼稚部のキラキラ大きなくす玉とかわいさあふれるダンス、小学部のしゃもじ型の鳴子をリズミカルに響かせた迫力あるソーラン節、中学部、高等部普通科の組体操は、「友よ」の曲にのって、自信に満ちたあふれる笑顔の技の連続でした。幼児児童生徒のみなさんの一人ひとりの心のこもったパフォーマンス、仲間と力を合わせてのパフォーマンスは、感動の渦となりました。素晴らしいです。
幼稚部
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小学部
中学部
高等部普通科
最終種目は、昨年度に引き続き全体種目として、「ジャンボリーミッキー」の曲に合わせて、児童生徒、児童生徒の兄弟、保護者、先生方が一堂に校庭に集まって、みんなの笑顔があふれ、笑顔で踊り切り、みんなの力を合わせた合同体育祭でした。
「君の夢は僕の夢」のテーマのもと、仲間の熱い思いを互いに受け止めあい、高めあい、仲間とともに全力でパフォーマンスした皆さんの活躍と全員の気持ちを一つにすることができた合同体育祭として、みんなの力を合わせる「私たちの学校」塙保己一学園(盲学校)に集い、同じ時間を過ごした幼稚部、小学部、中学部、高等部普通科のみなさん、保護者のみなさん、先生方みなさんの心に刻まれたことと思います。
みんなの力を合わせる「私たちの学校」を目指して、伝統ある塙保己一学園(盲学校)を、これからも前に進めて参ります。どうぞよろしくお願いいたします。
みんなの力を合わせる「私たちの学校」 塙保己一学園 ⑰
「点字ブロック理解推進キャンペーン」
夢の地元【コラボ】
キャンペーン
【塙保己一学園】【JR東日本川越駅】【東武鉄道川越駅】
【つえぽん】【コバトン】【さいたまっち】【ときも】
キャンペーンティッシュ
2000個配布する
校長 寺田智礼
6月1日土曜日、地元川越駅において、「点字ブロック理解推進キャンペーン」を開催しました。本校児童生徒、卒業生、保護者、教職員、JR東日本川越駅長さんをはじめ駅員の皆様、東武鉄道川越駅長さんをはじめ駅員の皆様、白状の妖精「つえぽん」、埼玉県のゆるキャラ「コバトン」「さいたまっち」、川越市のゆるキャラ「ときも」地元のオールスターがコラボした夢の地元【コラボ】キャンペーンとなりました。
今回のキャンペーンでは、PTAの皆様が準備したキャンペーンティッシュ2000個を、川越駅利用者の皆様に、30分も要しないですべて配布することができました。これまで行ってきた「点字ブロック理解推進キャンペーン」の中で、2000個配布という新記録を達成するとともに、夢の地元【コラボ】キャンペーンの力を感じる、校長でした。
本日ご協力いただきましたJR東日本川越駅の皆様、東武鉄道川越駅の皆様には、5月2日に開催いたしました「埼盲交通安全の日」にも、来賓としてお迎えし、鉄道事業者の皆さんと視覚障害当事者が意見交換し学びあう機会にご協力いただいております。
視覚障害当事者が鉄道を安全に利用することができたり、点字ブロックを活用して移動できたりするために、地域の皆様にご理解並びにご協力をお願いする機会を大成功に終えられたことを、校長は大変うれしく思います。この取組は、6月3日埼玉新聞に掲載されております。
本校の目指す学校像は「視覚障害児者の発達と自立、社会参加を支える拠点となる学校」です。みんなの力を合わせる「私たちの学校」を目指して、伝統ある特別支援学校塙保己一学園(盲学校)を、これからも前に進めて参ります。どうぞよろしくお願いいたします。
みんなの力を合わせる「私たちの学校」 塙保己一学園 ⑯
5月2日「埼盲交通安全の日」
~塙保己一学園(県立盲学校)の大切な日~
校長 寺田 智礼
5月2日は、埼玉県立特別支援学校塙保己一学園(県立盲学校)にとりまして、とても大切な日です。昭和49年5月2日、今から50年前となりますが、当時16歳の本校生徒が、大宮駅の高崎線ホームで鉄道と接触し、尊い命を失っています。本校では、5月2日を「埼盲交通安全の日」として、毎年、幼児児童生徒のみなさんにこの教訓を自らの生活に生かしていくように、事故について伝えるとともに、歩行のこと、視覚障害者の歩行環境について学習を行っています。
今日の学習を進めるにあたり、登下校のとき、校外学習の時、現場実習の時、みなさんの日常生活の移動の時に、常に私たちの移動の安全を第一に考え、常日頃から大変お世話になりご対応いただているJR東日本旅客鉄道株式会社川越駅長様 副長様 大宮統括センターサービス戦略G様 東武鉄道株式会社川越駅長様 首席助役様を来賓としてお迎えし、鉄道事業者の皆さんと視覚障害当事者が意見交換し学びあう機会となっています。
全体の集会では、鉄道事業者の皆様から安全に関すること、サービスに関することについて、お話をいただきました。自立活動として、視覚障害者が安全に移動するためのポイントについて、クイズ形式で学習しました。
全体の集会後には、中学部、高等部普通科、高等部専攻科の代表生徒のみなさんと来賓のみなさんで、ホームドアのこと、バリアフリートイレのこと、駅のアナウンスのこと、出かけるときのサポートのこと、ラッシュ時や遅延による混雑時のサービス利用に関することなど、様々な話題について、意見交換することができました。本校生徒は、鉄道事業者の皆様の安全、サービスの充実に対する考えと思いをお聞きすることができたり、視覚障害当事者が鉄道を利用するにあたり考えていること、感じていること、気になっていること、もっとこのように社会環境が向上してくれると良いと思うこと、鉄道事業者の皆様に日頃大変お世話になっていることへの感謝について直接伝えたりすることができたすばらしい機会となりました。鉄道事業者の皆様からは、この声を励みに、お客様への一層の安全とサービスの充実に取り組んでいきたいとお話をいただきました。本日の「埼盲交通安全の日」の取組は、5月3日朝日新聞、読売新聞に掲載されております。
本校の目指す学校像は「視覚障害児者の発達と自立、社会参加を支える拠点となる学校」です。みんなの力を合わせる「私たちの学校」を目指して、伝統ある特別支援学校塙保己一学園(盲学校)を、これからも前に進めて参ります。どうぞよろしくお願いいたします。